きっかけ この仕事への「私の思い」

きっかけ この仕事への「私の思い」

初めまして、クリーンナップ代表の安田雄志です。

初めてのブログ投稿になります。
今回は起業にあたっての「私の思い」ということで、思う存分に書かせて頂こうと思います。
長くなりますがどうぞお付き合いください。

端的に申し上げて、私は「ミニマリスト」です。始めからミニマリストであったかというと、そうではありません。転勤族の息子で生まれ、幼い頃はおもちゃやカードゲームなど収集癖などもありました。片付けも苦手でした。そんな私がどのようにしてミニマリストになったのか、どうしてハウスクリーニング×整理収納の会社を起業したのか、きっかけのお話しをさせて頂きたいと思います。

「環境整備」で人生が変わった瞬間

私は大学から一人暮らしを始め、部屋は片付けられず足の踏み場もないほどでした。社会人なってからもそれは同じで、むしろ加速して部屋は汚くなってしまいました。
ところが、新卒で入社した会社は大手清掃会社フランチャイズ加盟店・5S経営コンサルティング会社で、毎日、掃除・片付けを行うようにと社員教育をする会社でした。ほぼ1年間、掃除・片付けが身に付かなかった私に転機が起きました。ある時、インフルエンザにかかってしまいました。何を勘違いしたのか部屋が汚いから、インフルエンザにかかったと思ってしまいました。元気になった後、私はまず部屋中のゴミを捨て、トイレを掃除しました。部屋を見渡し「これが環境整備か!」と、素直でなかった私はやっと、社員教育が腑に落ちた瞬間でした。それから毎週、教育に基づき、「1年間使わなかったモノ」からどんどん捨てていきました。すると同じ部屋とは思えないほどにスッキリしました。

片付けに目覚める前まで入社して約1年、自分の営業車の中は前任からのゴミが残っていたり、捌くことができなかった配送商品で車の中はいつもパンパンでした。当然、容量が良いわけでもなく、成績はいつも最下位。これを見兼ねた社長から先輩社員をお世話役として付けて頂き、まず整理整頓のやり方、次に仕事のやり方を教えて頂きました。(そして愚痴まで聞いて頂きました...)

そして一年の締めくくりに「空気清浄機」を売るキャンペーンが行われました。もちろん最下位からのスタートです。私はある作戦を立てました。徹底的に車内のゴミを捨て、補充商品は最低限に削減、荷積レイアウトの大幅変更、これにより他の人たちよりも多くのモニター商品を車中に抱え込むことができ、営業先に多くのモニターを配ることができました。この甲斐あって、成績は27人中5位、新卒同期では1位の成績を収めることができ、社長からは最下位から22人のごぼう抜きで、この成績は奇跡とまで言われるようになりました。しかし最後まで先輩方を抜けなかったことは非常に悔しかったです。一番辛い時期にお世話になった先輩方には感謝してもしきれません。

キャンペーン後もさらに改良を重ね、新卒時に月86時間あった残業時間は14時間に削減できました。さらに異業種の部署移動して半年後すぐに、過去一の契約件数を頂けました。その後は本社内勤業務と異動となとり、半年間で32個もの業務改善を行いました。振り返ってみると、在籍していた6年間で勤務5つもの表彰を頂いておりました。
この会社で育てて頂いた社員のほとんどは、自身の家の中、デスク・キャビネット、車中、職場まで必要最低限の中で生活しておりました。ムダをとことん省いた生活からは、ミスが激減し、生み出された時間で営業などの生産性が向上しております。

夢のきっかけ

私が介護事業部にいた頃のお話です。
とあるお客様の担当をさせて頂きました。
そのお客様は事故で片足を失われてしまい、持病も患っておられ訪問介護・訪問看護ヘルパーの両方が入ってました。しかし日常生活の面倒はお客様のお母様がされておりました。そのお母様は認知症が進んでおり、部屋には大量の広告チラシが散乱し、キッチンには同じ食材が常温で放置され、腐敗が進んでました。
偶然にも同じ業者からヘルパー派遣でしたので、普段のサービス状況を聞かせて頂くと、介護・看護の両方ともその方への仕事のほとんどが「片付け」だとお聞きし、本来届けるはずの介護・看護が十分に届けられていことが分かりました。また「このような現場は他にもありますか?」と尋ねたところ、「たくさんある。だからあの現場にあなたたちが入ってくれているだけで助かるし、もっと多くの現場にはいって欲しい」というお声を頂きました。このお声から多くの現場に入り、力になりたいと思いました。
入社3年目でしたが、このころから個人・法人と本格的に片づけに携る仕事をしたいと思うようになりました。

ニーズの実感

介護事業部の後は、本社内勤、セミナー運営部、動画配信事業部を経験させて頂きました。
本社内勤、セミナー運営部では、来訪されたお客様に、会社の取り組みについて解説する担当をさせて頂きました。そこでは、現場だけでなく事務内勤も同じように業務の効率化などにお困り事がたくさんあるとお聞きしました。また現場でも道具の置き方一つや倉庫のレイアウト・設備など、慣れて気づかなかった業務改善のニーズや工夫が必要である事を学び実感致しました。
また、ハウスクリーニング部門のお手伝いに入らせて頂くこともあり、そこではせっかくキレイにしたキッチンにまた油のついた調味料を元の場所に戻してしまうという現場を何度も見てきました。なんとか解消できないかと、ずっと考えてきました。

新型コロナウイルスが日本に上陸した頃、動画配信事業部に異動となりました。
元々、動画配信事業部は存在しませんでしたが、お客様にセミナーを届ける方法として立ち上げとなりました。ここではセミナー内容がお聞きになりたいニーズはもちろんでしたが、「この危機をどう乗り越えるか」という危機感・緊張感を肌で感じた時期でした。自分が勤めていた会社を始め、お客様先の社長方が社員に向けて話す言葉が勇気を鼓舞するものばかりで、めげずに戦い続ける姿勢に、本当に見習うものばかりでした。

決心のきっかけ

部屋を片付けるようになってから、整理収納アドバイザーというものが気になっていました。ふとした時に受講してみて、「会社とは違った理論的な方法で片付け方法がある」ということに驚きを感じ、「家庭・会社の両方の片付けをたくさんの人に届けたい」と思うようになりました。

そんな時、友人に「こんなことをやってみたいんだ」と相談したところ、「起業したら良いんじゃないか?」と言われました。その頃の私は会社に骨を埋めて全国の会社の片付けサポートをしたいと思っていました。思ってもいない返答だったのでもちろんすぐに返事はできませんでした。しかし、友人からの提案はハウスクリーニングと整理収納の両方をお客様に提供するというものでした。この2つの相性は最高でしたので、両方を提供できたお客様には最高に満足してもらえる確信はありました。
それでも、退職の決意は固まりませんでした。
なにせ、新卒で入社して6年も経ったわけですから。
このまま、社員として会社を信じて在籍していれば、いずれは自分の夢の「全国の会社のお片付けサポートができる」ことも分かっていました。毎月安定したお給料ももらえるこっちの方が安心かも。そうも思いました。
でも今の会社にいたら「個人の家のお片付けサポート」ができないことも分かってしまいました。

今の自分は会社の教えで、自分の部屋をキレイにすることができて、少しずつ仕事もできるようになってきた。ハウスクリーニングの悩みも見つけた。介護で困っている現場を見てきた。全国各地の会社のニーズも聞くことができた。情報発信する方法も学んだ。
自分にできるのは「家庭・介護・職場の面からハウスクリーニングと整理収納で快適な生活を提案し、提供すること」、そしてお客様が幸せとなり、ひいては従業員・ビジネスパートナーも幸せになる。これが自分が考える最高の未来だと思い、退職を決意しました。

そしてこの度、弊社クリーンナップを立ち上げました。
お客様の身近な存在となれるよう会社員時代に培ったスキル、コミュニケーションも活かしながら、 今までにない新しい会社を作っていけたらと思っております。
社長が先頭に立って汗を掻いて働きます。
これからも、弊社クリーンナップにご期待ください。
よろしくお願い致します。

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